一見普通のメガネに見えますが、このメガネは子供用めがねです。
新学期になり、学校で身体測定が行われると視力検査にも行われ、この時期、視力の低下を指摘され、メガネを作る事も多いと思います。
そこで、子ども用メガネと大人用メガネの違いについてちょっとお話したいと思います。
メガネには大きさがあります。大部分はレンズの大きさに左右されますが最近は大人用でも小さなレンズのメガネがありますので、実際に顔に掛けた感じでは大人用も子供用も大差が無いように感じる事と思います。
では、子ども用メガネとと大人用メガネは違いは?
1つは、レンズの大きさだけではない、各パーツの大きさです。
例えば、写真は左右のレンズを繋いでいる(ブリッジ)と呼ばれるパーツです。(ちょうど鼻付け根あたりを通る)お子さんの場合、顔幅が大きくなっていても目と目の距離、つまり鼻幅が狭いということが多いです。子供のめがねはこの距離が短く作られています。
大人用のめがねはレンズのサイズが小さくても、この鼻幅は大人サイズ。つまり子どもには広いのです。
2つ目は強度
子どもさんはどうしてもメガネの扱いが乱暴になりがちです。そこで、子ども用のメガネは大人用に比べて溶接部の強度を高めてあります。部材の面積を大きくし、溶接面積を広げ強度を持たせたりしてあります。
もちろん、素材自体も形状記憶の素材を使用しているものが多く、多少の衝撃にも耐えられるようになっています。
3つ目はパーツの有無メガネは壊れた場合でもよほどでない限り修理が可能です。また、腕の部分などが折れてしまった場合も、腕の部分だけパーツを取り寄せて交換することができます。このパーツ、最近ではきっちりと保持しているメーカーさんが少なくなりました。理由はコストの問題です。パーツの保持はメーカーサイドにしてみれば売れるか売れないかわからない部品を持っていろという事になります。
しかし、最近メガネはファッションの一部でもあり、サイクルの速さと価格の安さが求めれています。この視点からは在庫は少ないほうが良いのです。このためメーカーは新品は作るけれど、完成品在庫も少なくし、アフターの為のパーツは持たない。となっています。
大人用であればそれでも良いかもしれません。そんなに破損もしないでしょうから。しかし、子ども用では困ります。壊すのが仕事みたいな時期もありますのでそのたびにメガネ一式を買い替えていたのではお金がもったいないです。
他にもありますが、上記が子どものメガネと大人のメガネの違いです。その結果、子ども用メガネは大人用メガネに比べると多少価格は高くなっています。
子ども用メガネはフレームはそのままで度数が変った場合レンズのみを交換する、という使い方を太陽めがねではお勧めしています。
ご相談はお気軽に太陽めがねまでどうぞ。ご来店・メールお待ちしています。