公開日:2017/09/09

HOYA ピンフィールの智金具破損!きれいに修理できました

こんにちは!太陽めがね・店長の柿木です。

在庫処分市まっただ中ですが、太陽めがねは売るだけではありません。もちろん、アフターサービスもしっかりさせていただいております。
そして、時には他店で購入のメガネでお困りの方もいらっしゃいます。もちろん出来る範囲ではありますが、お引き受けさせていただいております。

今日は、そんなお客さまからお持込でメガネ修理のご依頼がありました。

それが、これ!
HOYAさんの「ピンフィール」という商品です。

発売されたのはもう何年?いや何十年前でしょうか・・

HOYAさんから発売された画期的なフチナシメガネ(ツーポイント)です。
フチナシメガネは一般的にはレンズに穴を開け、レンズをボルトネジとナットで挟み込んでフレームに固定する構造になっています。
その構造から、使っているとボルトとナットが緩み、レンズとの間に隙間ができ「グラグラ」するや、時には「外れる」なんてこともあります。
また、レンズの穴を開ける位置も非常に重要で、度数によるレンズの厚みにも気を使います。

そんな中HOYAさんから当時発売されたのがこの「ピンフィール」でした。
何が画期的ってレンズを止める構造です。
レンズ側面いわゆる(コバ)という部分に真横から金属をぶっさしました!
通常はレンズの表面から裏面に穴を開けていたのに、真横から横に刺したんです。

これによりレンズ両面は突起物が無くなり、レンズも拭きやすく、視界も広くなりました。
でもね・・ちょっとデメリットもあったかな~って思うんです。それが今回のような破損です。

メガネって掛け外しの際は横に広がるでしょ。この構造だとLの字にまがるいわゆる「智」という部分に力が掛るんです。

それが蓄積されると・・写真のように「ポキッ!」って折れてしまうんです。

そして、折れた先はレンズの中に入ったまま・・

折れた金属部分はこの様に残ります。
構造上店頭での修理は出来ません。(穴を広げる訳にもいきません)

今回は踏まれたという事でした。反対側もかなり角度が曲がっています・・

ということで、修理となるのですが・・が・・
なんと、HOYAさんがこのピンフィールを辞めてしまったんです・・しかも、パーツのアフターも終了してしまったんです・・

(2011年12月末日を持ちまして、眼鏡フレームの製造販売を終了させていただきました。また弊社眼鏡フレームのアフターサービス(修理やパーツ販売)につきましては、2016年12月末をもちまして終了)HOYA HPより

さて、困ったなとなるのですが、そこは鳴和で生まれた地元のメガネ店・太陽めがねは探しました、修理できるとこ探しました(笑)
あるんですね~修理出来るメーカーさんが♪
実は、HOYAさんの製造終了後アフターサービスを請け負っていた修理メーカーさんがそのまま請け負ってくれているんです。

ということで、直りました。
直ったのがこちら!

きれいに直りました~

横の曲りもだいたい標準になっています。

つなぎ目もほとんどわかりません。
ほんとどうやって修理してるんだろう~っていうくらいです。

修理出来てお客さまにもご満足頂きました。

あ!ピンフィールはレンズ交換も出来ます。こちらは現在(2017/9現在)でもHOYAさんがレンズの組み付けを行ってくれますのでお度数が変わってしまったなどありましたら遠慮なく言って下さい。

また、同じくHOYAさんのエアリストも修理・レンズ交換ともに可能ですので言って下さい。
ただ、エアリストはほぼ同じ「アクシアライト」https://www.taiyomegane.com/megane/1302/
が発売されていますので、こちらで新品をご検討いただくのも良いかと思います。

※なお、修理代金は破損状況によって変わります。現品をお預かり後、お見積りさせていただき、金額・納期をご連絡させていただきます。

その他、メガネの事ならとりあえず太陽めがねと覚えていただければと思います。お待ちしておりますm(__)m

最新情報