珍しいというか、ちょっと特殊なメガネレンズ。片方の眼を見えなくする「オクルーダー(すりガラス)オクルア」レンズ

今日はちょっと特殊なレンズのご紹介です。

通常のめがねレンズは写真下のようにレンズを通して向こう側が見えるようになっています。サングラスも暗くなるけど見えますよね?

なんだ、それは当たり前だろう!メガネなんだから!と思います。

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ところが、下記ようなレンズがあります。

なんだ!これは!向こうが見えないじゃないか?

そうなんです。完全にすりガラスのように加工されており真っ白。レンズを通して向こうを見る事が出来ません。

このレンズを「オクルーダー」と言います。(メーカーさんによっては商品名で「オクルア」と言います。)

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この「オクルーダー」(オクルア)レンズは片目の機能を使っていない場合(片眼視)の状態を両眼視に矯正する場合や、逆に両眼視が出来ず片目を見えなくしたい場合に使用する特殊レンズとして、また弱視の方も使用することがあります。

使い方としてはメガネの片方のレンズにこれを入れることにより「遮蔽」し、わざと見えなくします。

今回、太陽めがねにご来店いただいたお客さまですが脳に障害があり、物が二重に見えてしまいます。眼科さんにも通われたそうですが、これはしょうがないと言われたそうです。

また、片眼を見えなくした方がかえって見やすい。とい現象になっています。

それで、現在片目に眼帯をしていますが、やっぱり面倒ということで今回当店でこのオクルーダを右目に入れたメガネを製作することになりました。

使用したオクルーダーは軽さと安全性を考えプラスチック製にしました。

他人から見た目はちょっと悪いかもしてませんが、本人さんが少しでも見ることが出来、快適な生活が出来ればと思います。

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