境い目がある遠近両用のバイフォーカル(二重焦点レンズ)もまだまだ現役ですが、この切れ目が45mmは珍しいのです

久しぶり?かなレンズのお話。

その昔、遠近両用メガネと言えば、今日ご紹介するバイフォーカル(二重焦点)レンズの事でした。

これは、レンズの下側に境目(さかいめ)筋が入っており、その境目より下の部分に老眼鏡、境目より上が遠く用の度数が入っており、1枚のレンズで遠くも近くも見えるというものです。

 

近年は見た目などの理由から累進レンズ(いわゆる遠近両用レンズ)
を選択されるお客様が多くなっていますが、二重焦点レンズには『遠くと近くで見たいものがハッキリ見える』というメリットがありますので、
中間距離をあまり必要としないデスクワークの方、細かい手作業など手元をハッキリ見ることが必要な方には最適なレンズであり、まだ製造もしています。

しかし!今日はその境目の切れ目の幅がちょっと広いレンズというのが珍しいというか、久しぶりでしたのでちょっとご紹介。

現在販売されているバイフォーカル(二重焦点レンズ)はほぼ、切れ目が25mmもしくは28mmの物になっています。
なぜ25mmや28mmなのか?この理由については私も詳しくはわかりませんm(__)m
(たしか、最初は25mmしかなかったと思います。)製造上の問題や見た目の問題などがあると考えます。

図で表すとこんな感じ。切れ目の横幅が25mmと28mmになっています。
 

 

ところが、これだと老眼部分が少ないじゃないか?もうちょっと大きく出来ないのか?の声があったかどうかわかりませんが、少し昔まで35mmや45mmというものがありました。

図で表すとこんな感じ。切り口が45mmになっています。こうなるとかなり老眼部分は広くなります。で、もっと広くなるとEXレンズという完全に遠くと近くが二分割されたレンズもあるんですが、この説明はまた今度ということで・・

この切り口が45mmのバイフォーカル(二重焦点)がちょっと珍しいのでご紹介になった次第です。

前置きが長くなりましたので、早速現物を。今回はサングラスということで色を付けてあります。
もちろん紫外線カット付きです。加工前のレンズです
特にゴルフなどをされる方には遠くと近くがパッカリ分けて見えるので良いかと思います。

実際にフレームはめ込んだ加工終了後の写真。
フレームの横幅ほぼいっぱいに切れ目があるのがわかるかと思います。

二重焦点レンズは、細部の調整(度数設定・近用部の位置など)に熟練した技術が必要なオーダーメイドレンズで、メガネ量販店・ディスカウント店ではあまり取り扱われていません、と聞きますが、太陽めがねはもちろん取り扱っております。

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