メガネレンズのガラスレンズの利用は減っていますが、まだまだ健在です。

メガネレンズのガラスレンズの利用は減っていますが、まだまだ健在ですというお話。

メガネレンズはその昔はガラスレンズのみでした、それからしばらくはガラスレンズが主流でした。
私が生まれた昭和52年はまだまだガラスの時代だったと思います。

その後、プラスチックレンズが開発され、販売が始まりました。
ただ、当初のプラスチックレンズは薄型タイプが無いため、レンズの厚みなどではまだまだガラスが優位でした。

ですが、その後、プラスチックレンズの開発が進み、薄型・超薄型、超超薄型が生まれ、プラスチックのそもそもの利点である、軽い・割れない(割れにくい)・色が自由に付けれる・紫外線カットが出来る、などなどのメリットから急速にプラスチックレンズが普及し、現在ではほぼメガネレンズはプラスチックになりました。

お店さんによってはガラスのメガネレンンズは扱わないお店さんもあると聞きます。

しかし!ガラスのメガネレンズも健在です。プラスチックレンズにはない、ガラスレンズの特徴としては
・傷に強い
・熱に強い
・薬品類に強い
・退色などが少なく、耐久年数が長い
・透明度が高い
などなどあります。
外での作業やお仕事を行う人、お風呂やサウナにメガネを掛ける人などには根強い需要があります。

ただ、需要があると言っても、市場でガラスレンズはたぶんメガネレンズ全体の1割ももう無いでしょう。(逆に言えば、90%以上はプラスチックレンズです。)
いつまでメーカーさんの供給があるかな~とは思いますが、たぶん無くなることは無いと思います。
(大手レンズメーカーさんは別として、国内の中小のレンズ専業メーカーさんは続けてくれると思います。)

前置きが長くなりましたが、久しぶりにガラスレンズの注文があったので、ご紹介です。

今回はHOYAさんのガラスです。度数がS-12.00と強めの方でこれまでもガラスレンズをお使いで今回もガラスレンズをと事でした。
素材は1.80素材。アンバー15%という茶系の色が付いているガラスレンズです。

加工前のレンズです。メガネレンズはこんな感じで納品されます。
少し色が付いているのがわかるかと思います。

度数の割にはそこそこ薄いかな。(実際にはここから削るので仕上がり時はさらに薄くなります)

完成したメガネの写真撮るの忘れたので、これだけでご勘弁を<m(__)m>

という事で、太陽めがねはメガネ専門店ですので、ガラスレンズにもしっかり対応しております。

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