公開日:2009/10/17

メガネレンズのキズはこうして起こる。レンズのクリーニング方法

先日、レンズメーカーHOYAさんの講習会が金沢でありました。

その中でメガネを使用する方が知っているようで、知らないメガネレンズの取り扱いについて説明がありました。

私たち販売店は十分に理解しているのですが、実際にお客さまに上手く伝わっていないのでは?

と思い、改めてブログ上でもご説明させていただきます。

メガネを使用していると気になってくるのが「レンズの汚れ・キズ」だと思います。

汚れは洗えば取る事が出来ますが、キズはどんなに細かい物でも取る事が出来ません。

これは、メガネレンズは医療機器でもあるため、物凄く精密に度数などが計算され、また、表面加工もされているため、キズがなくなるように研磨してしまうと、使い物にならなくなってしまいます。

では、そのキズを少しでも付かないようにするにはどのようにしたら良いか?になるのですが、

その前にお手入れの方法についてご紹介します。

200910171.jpg 

上の図の用に、キズの原因はレンズの「乾拭き」による擦りキズがほとんどです。

レンズがちょっと汚れているな~と思い、レンズ拭きでそのまま拭くというのは「バツ×」

レンズ表面に付いている砂やホコリなどがレンズ表面で擦れてコーテングなどを引掻けてしまいます。

それがキズの原因。

ではどうすればいいのか?

それは、拭く前にさっと「水洗い」してください。そうする事でホコリや砂を洗い流しレンズ表面がきれいになります。その後、ティッシュなどで押し拭きして下さい。

この時水分が付いたままほって置くのもダメ。レンズ表面で水が蒸発すると水跡のシミができてしまいます。

ティッシュで吹いた跡にレンズ拭きでやさしく拭き上げてください。

これでOK。すっきりきれいに仕上がるはずです。

購入の際にお渡ししているレンズ拭きは洗濯できますので、こちらもホコリをためないように洗濯してください。

 

では、使用でキズが付かないようにするには?

もしかして、下記の用な使い方をしていませんか?

200910172.jpg

メガネをポケットにそのまま入れたり、レンズ面を下にして机においたり・・・

硬い物や埃っぽい所に擦れるのは厳禁っです!ご注意ください。

ちょっとした気遣いでメガネはグッと長持ちします。

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