公開日:2008/10/17

石川県立美術館の改修工事が終わり、記念として現在「国宝 玉虫厨子」が展示されています

昨日、お休みをいただいたので、家族で石川県立美術館へ行ってきました。

この石川県立美術館は兼六園のすぐ横にある美術館なのですが、空調設備の改修、収蔵庫増設、バリアフリー化等のため1年に渡っての大改修工事が終わり、9/20にリニューアルオープンしました。

そのリニューアルを記念して行われいるのが、「法隆寺の名宝と聖徳太子の文化財展」でして、そこに国宝「玉虫厨子」もやってくるということで、見に行ってきたわけです。

当然のように写真は禁止なので受付横のポスターをパチリ

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開催と見所について美術館のホームページには

今回の目玉は何といっても「国宝 玉虫厨子」。法隆寺の特別なご配慮で日本海側では初めての出品となります。歴史や美術の教科書で皆さんもよくご承知のこととは思いますが、今後その見どころや厨子にまつわるいろいろな話をお伝えしていきたいと思います。ほかにも工芸どころ石川を意識して「国宝 黒漆螺鈿卓」や「重要文化財 蜀江錦」など工芸品を中心に仏像や絵画、伎楽面など国宝・重要文化財だけで五十五件を数える超豪華な展覧会となります。

   これまで東京や大阪など各地で法隆寺の展覧会が開かれてきましたが、地方の県立美術館での単独開催は初めてとなります。こうした大規模な展覧会が開催されることになったのには、二つの理由があります。
    ひとつは北陸の地が法隆寺を創建した聖徳太子と深く関わっていたということです。北陸は浄土真宗の盛んな地域で、その信仰の中に聖徳太子への信仰があります。宗祖親鸞が聖徳太子のお告げに導かれ専修念仏の道を選んだといわれており、聖徳太子像を安置する寺院が多いことで知られています。太子への尊崇がこの展覧会につながったものといえましょう。
   ふたつ目は法隆寺と石川県立美術館との関係です。平成十年に開催した「国宝 百済観音」展で多くの入場者を迎え、たくさんの人たちが法隆寺との関わりを深めました。その入場者は大都市名古屋や仙台を凌いでおり、法隆寺関係者の間で石川の熱き思いを感じ取っていただくことになりました。それ以後、法隆寺の見学や友の会による団体鑑賞などに大きな便宜を図っていただくこととなり、いままた石川での開催に積極的に協力をいただくことになったのです。

先日、石川県知事の谷本さんにお会いする機会があったのですが、そこでも知事はこの法隆寺展について大いに語っていました。

「とにかく日本海側ではもう無いかも知れないよ!」「見る価値は本当にあります」と

実際に見た感想としては「昔の人ってどうやってこんなに精工できれいな仕事をしたんだろう?」と思うことです。機械は無いですから当然手作業で形を作り彫刻を施したわけですし、玉虫を使おうなんて発送がどこから生まれたのか?本当に感心するばかりです。

他にも仏像や軸など色彩も豊富で豪華な文化財が多数展示されていました。

ちょっと文化的な1日でしたね。

この「法隆寺の名宝と聖徳太子の文化財展」は今月24日までです。

まだの方はお早めにどうぞ!

  

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